身近な自然は野生と人間の境界です。自然が豊かだということは、有害な虫なども多いということ。安全・快適な街や家とは違い、リスクもあります。甘くみていると重大な事故やケガにつながります。プログラム上の安全確保やリスクマネジメントはしますが、最終的には「自分の身は自分で守る」ことになります。約束やルールを守らず、事故やケガなどをすると、そこでプログラムがストップしてしまい、楽しい気分が台なしになります。他の参加者の方にも迷惑をかけることになりますので、約束やルールを守って安全に過ごしたいと思います
屋外での活動です。とにかく動きやすいものを。特別な服装をする必要はまったくありません。普段の遊び着の中から、以下のポイントをおさえ好きなように選んで下さい。
毎回、必要なものばかりではありませんが、一式まとめてデイバックなどにまとめておくと便利だと思います。特に指定のない場合、ほとんど以下の持ち物で間に合います。
■軍手
なたなどの道具を使う時、擦り傷や切り傷を防ぐために軍手をしてください。利き手は素手、支える方の手に軍手が基本です。子ども用のものも市販されています。みやこだ自然学校で用意すると、洗濯の手間がかかります。各自で用意、各自で洗濯してください。
■レジャーシート
屋外で食べる時に必要です。
■タオル
数枚用意してください。日陰のない場所では、首にかければ日焼け防止になります。
■ビニール袋
汚れた服などを入れるもの。
■雨具
手をふさがない方が便利なので、レインコートは必需品です。滝沢の天気は平野と違います。急に雨になることもありますので、夏は必ず。
■食器類
お箸、スプーン、フォーク、ご飯茶わん、汁椀、お皿。できるだけ自然素材のものでお願いします。
自然の中で遊び活動するためのルールとマナーがあります。自分の子どもだけでなく、他の子どもにも注意を払ってください。
■生き物を捕まえても逃がす
生き物を捕まえても、必ず捕まえた場所に逃がしてください。家に持ち帰り他の場所へ逃がすとDNAや抗体が異なるため繁殖ができなかったり病気が広がったりします。大勢が捕まえて持ち帰ると、自然の生態系のバランスが崩れるかも知れません。
■植物をむやみにとらない
山野にはウルシやツタウルシなど触るとかぶれを起こす植物や毒キノコなどがあります。
■道具はひとりで使わない
指定された場所で使い、必ず大人がつきます。きき手には軍手は必要ありませんが、反対の手にはかならず軍手をしてください。また道具は大切に、ていねいにあつかってください。みんなの備品です。
■危険な場所には入らない
危険だと思われる場所や入ってほしくない場所には、なんらかのサインを設けています。ロープや木の枝を重ねたり、杭や竹など入りづらいようにしてあります。また、野菜や苗が踏まれないように竹を刺してあります。小さい子どもには分からないかも知れませんので、保護者が注意をしてください。
■1人で行動しない
1人の場合、万が一、事故があってもどうしようもありません。危険な場所はないからと油断しないでください。1人だと迷子になる危険が大きくなります。必ず集団で行動してください。事故やケガ、病気などの時には必ず、スタッフに知らせて下さい。
■道具を使っている人の体に触らない
特に刃物を使っている時は、手を切るかもしれませんので、抱きついたり手を出したり、体に触らないようにしてください。
■火はかまどだけで使う
枝に火をつけて遊んだり、振り回すと人に当たるかもしれません。やけどをしてしまうので、火はかまどなど指定した場所だけで使います。
■石や枝などを投げない
どこのフィールドでも、投げることを基本、禁止しています。川は例外ですが、投げる方向は指示しています。他の団体で事故がありました。子どもの投げた石が足に当たり、腫れ上がってしまいました。
■体調を十分に整える
事故を起こさない第一の条件は健康管理です。体調を十分に整えておきましょう。特に疲労や睡眠不足のままでは、自分の安全を確保できません。判断に迷ったときは参加しないことが大切です。
■ゲームやおもちゃ、お菓子は必要ありません
ゲームやおもちゃ、お菓子は禁止しています。他の子どもがお菓子を欲しがるかも知れません。添加物を気にしている家族やアレルギーのある子どももいます。せっかく、自然の中にいるのだからゲームは必要ありません。マナーを守ってオーガニックの食べ物を食べ、自然の中で遊んでください。